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この地区には、九戸城跡を中心として戦国時代の二戸の歴史を物語る宝が豊富にあります。秀吉の大軍勢と戦った「九戸城の戦い」は、東北日本と中央日本の対抗の歴史のなかに位置づけられる歴史的大事件であったといえます。「奥州仕置き(おうしゅうしおき)」と日本史に記されるこの戦いは、東北や二戸の側からみればまた異なった姿がみえてきます。九戸城跡の整備とあわせて、周辺の歴史文化を知り、伝えていくことができます。九戸城を中心に二戸の歴史をたどりながら、二戸の歴史、二戸からみた日本史を発信していくことをこの地区の特色とし、ゾーンの名称を「二戸日本史発信ゾーン」としました。 |
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1 歴史に包まれた市民の憩いの場づくり 市民の憩いの場として九戸城跡の史跡公園整備とともに、九戸城にまつわる多面的な調査・研究を進め、新たな歴史を解明しながら九戸城の史実をより豊かにし、受け継ぎ伝えることが大切なことと考えます。 □市民の憩いの場づくりである九戸城拠点整備とあわせて、歴史的遺産である石垣などの調査研究の推進 □九戸城にまつわるイベントなどの開催を通じ、歴史文化を学び、全国に発信する機会づくりの創出 2 九戸城周辺の散策路づくり 九戸城跡を拠点として周辺の文化財などを結び、歩きながら二戸の歴史を学び、親しむ散策路づくりを進めることが考えられます。 □九戸城跡と、国分農場跡、稲荷文庫、大作神社、千補陀堂碑(せんほだどうひ)、岩谷観音、槻陰舎(きいんしゃ)などを結ぶ散策路づくり |
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福岡地区 落久保〜長嶺 二戸ならではの商業環境の充実 街とのふれあいのある商店街づくり 二戸名物の体験 |
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福岡地区の落久保から長嶺にかけての一帯は、本市の中心市街地であり、中心商業地です。格子作りの家、造り酒屋、蔵、戦前様式の建物、高台の神社、井戸のある路地など歴史を感じさせる街並みが残っています。また伝統のある市日を感じさせる街並みが残っています。福岡地区(落久保〜長嶺)では、二戸の中心商業地の活性化に向けて、商店街の近代化を図り、市の内外から買い物客を集めることのできる魅力ある商店街づくりが求められています。そのため、街並みを構成している多用な宝と市日を活用し、楽しさとにぎわいのある商業地づくりを進めることを特色とし、「二戸商業活性化ゾーン」と名づけました。 |
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1 特色のある中心商業づくり 地場産業や伝統文化が醸し出す特色を生かすとともに、安全で安心して買い物ができる環境の整備が必要であると考えられます。 □歴史を生かした商店街の整備 □街路灯や歩道、町名表示などの整備 2 二戸らしさのある市日の創造 伝統のある市日の充実を図り、二戸の宝である特産品の活用や名人との出会いの機会を設けるなど、ふれあいとにぎわいのある名物市日による商業活動の活性化を目指すことが考えられます。 □農産物、道具、食品加工品、工芸品、生活用具など、二戸の歴史など生活に密着した魅力ある商品や出店者の募集、名人の参加による技の実演、フリーマーケットの開催などによる市日の充実 □市日と商店街との連帯強化 |
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1 九戸城跡 福岡字城ノ内 国指定史跡 馬淵川、猫淵川、白鳥川と三方を川に囲まれた平山城です。築城は政実から4代前の光政の時代と推定され、北東北随一の雄大な中世城郭の遺構を残す貴重な城跡です。天正19年(1591)の落城後、南部信直が三戸から移り、名を福岡城と改め、盛岡城築城まで居城をしました。 ■城跡 中世〜近世 東北地方の中世の城の特色と近畿地方の近世の城の特色とがみられます。遺構がよく残っており、いまも発掘中です。 ■東北最古の石垣 本丸の石垣は、城の石垣としては東北最古。野面(のづら)の古式穴太(あのう)積みという積み方で、蒲生氏配下の穴太衆によるものとされています。堀は空堀です。 ■本丸からは周囲の山々、折爪岳、朝日山を眺望。朝日山の夕日がきれいです。 ■関東地方から北には生育をみないという真赤な花のクサボケ、矢の材料になるヤダケと戦を偲ばせる植物がみられます。 ■城内に数ヵ所の古井戸があります。 ■九戸神社 九戸神社まつり 9月20日九戸政実の命日に、九戸の戦の戦死者の冥福を祈ります。 2 呑香稲荷神社 福岡字松ノ丸ホウソウにかかった南部氏の幼君の枕元に立った白衣白髪の老人が、「稲荷大明神なり、決して心配すべからず」と告げ、病気が平癒したので呑香稲荷大明神の神号を与えられました。 ■槻陰舎と稲荷文庫 市指定文化財 槻陰舎は、吉田松陰の友人・小倉健作と地元有志がつくった学問を学ぶ結社「会輔社」の教場になった茶室です。 稲荷文庫は文久3年(1863)に設立された図書館です。 ■神楽面 市指定文化財 南部36代利敬公奉納といわれる神楽面20数面。文化年間(1804−17)以前の作と推定されています。 ■裸参り 1月2日夜7時頃、男は褌一枚、女は白衣一枚で、鐘を鳴らしながら長嶺から呑香稲荷神社まで練り歩き、神社に家内安全、五穀豊穣などを祈願します。■釜鳴(かまなり) 旧暦1月2・3・4日(2月) 炭火にかけた洗米が沸騰する音を聞いて、豊凶などを占う神事です。 ■探湯祭り(おゆだて) 5月1・2日 釜で煮立てる湯の状況をみて占う神事です。 3 成田山 福岡字松ノ丸 ■どんど焼き 旧暦1月15日 旧暦1月2日から15日まで行われる星祭祈祷会の最後の日に、正月飾りなどを焼く「どんど焼き」が行われます。 2・8・11 二戸まつり 呑香稲荷神社・愛宕神社・秋葉神社 9月第1金・土・日曜日 宝暦13年(1763)7月14日に、藩主南部利雄公がみこしを奉納したのが始まりと伝えられています。六角形のみこしで、東北では、塩釜神社と呑香稲荷神社だけといわれています。後に三社大祭として9月第1金・土・日曜日日に行われるようになり、みこしに山車運行、七ツ物などの供が加わり県北最大の祭りになっています。夜には神代神楽、豊年踊り、流し踊りがあります。 ■神代神楽 呑香稲荷神社神楽殿で演じられます。 4 御明堂(おみょうどう) 石切所字穴牛 高さ40cm 「姫五輪」とも呼ばれる、市内で最も小さな五輪塔がまつられています。「おみよ」とい女性の供養塔なので、「お三代殿」がなまって、「おみょうどう」というのだともいわれます。 5 岩谷観音 福岡字城ノ外奥州糠部(ぬかのぶ)三十三観音の二十八番札所。白鳥の集落から洪水で流れてきた観音様を引き上げ、その場所にまつったといわれています。本尊は観音菩薩座像と阿弥陀如来座像で秘仏です。南北朝時代(14世紀)の作で、県北では数少ない中央の仏師の手になる優れた仏像です。 6 追分石 福岡字落久保 岩谷橋のたもと奥州街道と白鳥道との分岐点です。 7 古梅園と「六弁の梅」 福岡字鍵取 かつては九戸城の庭園であり、九戸政実がこよなく愛したとの言い伝えがあります。淡紅色の六弁の老梅が有名です。 8 愛宕神社 福岡字上平季節には全山が桜に埋もれ、夜間照明も美しい。市指定天然記念物のエドヒガンの大木もあります。 9 龍岩寺 福岡字横丁 万治元年(1658)に岩谷に創建されましたが、馬淵川の洪水で流失し、南部信直の葬霊場であった現在地に移築しました。九戸の戦の政実側の戦死者の菩提を弔う山寺が、寺の前身とと伝えられています。 ■木像仏3体 市指定文化財 観音菩薩立像、観音菩薩座像、韋駄天像 江戸時代 岩谷観音ゆかりの僧・学秀の千体仏に属するとみられる、簡素で庶民的な仏像です。 10 善導寺 福岡字町裏 文亀元年(1501)に京都の僧が草庵を結んだのが起源と伝えられています。明治9年の(1876)明治天皇巡幸の折りに、当時、寺宝だった「亀の化石」をご覧に入れ、褒美をもらいました。本尊の阿弥陀如来は宝永3年(1706)にお寺が焼ける以前の作といわれています。 11 秋葉神社 福岡字上平 火伏せの神様として信仰されている権現様です。寛政2年(1790)、享和3年(1803)と2度にわたる大火に見まわれ、権現様をまつったのが始まりです。春には神社周辺の桜がきれいです。 12 虚空蔵菩薩 福岡字長嶺 丑年、寅年生まれの守り神です。千手観音があります。 ■虚空蔵菩薩祭典 旧暦4月13日(春季祭典) 旧暦9月13日(例大祭) 近郊の信者が集まり、龍岩寺の住職が祈とうします。 13 展望地 市道陣場線 馬淵川の流れをはじめ、四季の眺めが楽しめます。夕日、夜景がおすすめです。 14 展望地 高森山 市営球場から登る 折爪岳、八甲田、名久井岳、岩手山、八幡平と360度の山の眺望。夕日が美しく見えます。 |
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●福岡地区の豊かな自然 呑香稲荷神社や成田山のある丘陵には、深山でもみつけにくいカミキリムシ類やカメムシ類、多様なチョウが生息しています。老木やケヤキの林、その周辺のササや雑草が、市街地にあっても豊かな生態系をつくっています。 ●市日 福岡の市日は正保3年(1646)に認可を受けました。現在は9のつく日が市日です。 ●九戸政実 豊臣秀吉の天下統一最後の戦いとなった「九戸の戦」の主人公。「九戸戦史」によれば、政実は、「性質沈勇、喜怒色を顕さぬ男であった」、「更に大勢を察し、中心覇気を蔵し大志を抱いて機会を得て翼を天下にのばさんとしていた」と書かれているそうです。この頃、37、38歳。秀吉軍によって斬首されたとき、享年56歳。 |